カードローンの基礎知識

総量規制の基礎知識(総量規制対象外のカードローン)

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総量規制とは、貸金業法によって定められた「個人の借入総額が、原則として年収の3分の1までに制限される仕組み」です。

年収の3分の1を超える金額を借りたいなら、総量規制対象外のカードローンを選びましょう。銀行系カードローンやクレジットカードのショッピング枠、おまとめローン・借り換えローンは総量規制外です。

総量規制の「年収」ってなんのこと?

「年収って何?所得のこと?手取り額のこと?」

こんな疑問を持つかたも多いです。一般的に「年収」はきちんとした定義がないままに使われてるので、総量規制の「年収の3分の1」を正しく理解している方は少ないです。

年収とは、サラリーマンなら会社から支払われた報酬の合計金額です。源泉徴収票の「支払金額」や給与明細の「総支給額」と記載のある箇所が「年収」です。

貸金業協会による年収の定義は次の通りです。

総量規制の基準となる「年収」には、定期的な収入として法令に定められている以下のものがあります。
(1)給与
(2)年金
(3)恩給
(4)定期的に受領する不動産の賃貸収入(事業として行う場合を除く。)
(5)年間の事業所得(過去の事業所得の状況に照らして安定的と認められるものに限る。)
上記以外の収入(例えば、宝くじや競馬等による一時的な収入)は、貸金業法上、年収には含まれません。

http://www.0570-051-051.jp/contents/faq/regulation.htmlより

個人事業主の場合は確定申告書に記載する「事業所得」です。

借入総額が「年収の3分の1」以上にはならない

年収の3分の1の制限は「貸金業者1社から借りられるお金が3分の1まで」ではありません。

「すべての貸金業者から借りた金額の合計が年収の3分の1まで」です。

総量規制対象外となる貸付もある

総量規制対象外の貸付には「除外」と「例外」の2種類があります。

総量規制の除外
施行規則第10条の21第1項各号

  • 不動産購入または不動産に改良のための貸付け(そのためのつなぎ融資を含む)
  • 自動車購入時の自動車担保貸付け
  • 高額療養費の貸付け
  • 有価証券担保貸付け
  • 不動産担保貸付け
  • 売却予定不動産の売却代金により返済できる貸付け
  • 手形(融通手形を除く)の割引
  • 金融商品取引業者が行う500万円超の貸付け
  • 貸金業者を債権者とする金銭貸借契約の媒介

住宅ローンや自動車ローンは総量規制対象外です。住宅購入は人生で一番大きな買い物となることが多く、住宅ローンは年収の10倍以上になることもあります。

総量規制の例外
(施行規則第10条の23第1項各号

  • 顧客に一方的有利となる借換え
  • 緊急の医療費の貸付け
  • 社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸付け
  • 配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け
  • 個人事業者に対する貸付け
  • 預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け

年収300万円の人が100万円を借りていても、緊急の医療費としてなら更に30万円借りられる場合があります。

「顧客に一方的有利となる借換え」は借り換えローン・おまとめローンのことです。

銀行からの借り入れは総量規制対象外

銀行のカードローンは総量規制対象外です。年収によって利用限度額が制限されることはありません。

もっとも銀行からなら多額の融資を受けられるわけではなく、利用限度額は銀行側の審査によって決まります。

※総量規制は「貸金業法」によって定められています。総量規制の対象となるのは、貸金業法に基づいて運営している消費者金融などの貸金業者だけです。

クレジットカードのショッピング枠は総量規制対象外

クレジットカードのキャッシング枠は総量規制対象ですが、ショッピング枠は総量規制対象外です。

年収200万円の人でも、クレジットカードのショッピング枠を利用して100万円の時計を買うことは可能です。

この仕組みを悪用したのが「ショッピング枠の現金化」です。

ショッピング枠の現金化はカード会社の規約によって禁止されており、横領罪に問われる可能性もあるので絶対にしてはいけません。

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